研究課題/領域番号 |
18KT0066
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
複雑系疾病論
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中 伊津美 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任助教 (10723778)
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研究分担者 |
西田 奈央 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 肝炎・免疫研究センター, 客員研究員 (50456109)
大橋 順 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (80301141)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2023-03-31
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キーワード | デング熱 / GWAS / 予測モデル |
研究成果の概要 |
デング熱は、蚊によって媒介されたデングウイルスの感染によって引き起こされる熱性疾患である。デング熱感染者では一部の感染者のみが重症化することから、宿主の遺伝因子やウイルスとの相互作用が関与していると考えられる。本研究は、タイ人デング熱患者を対象にゲノムワイドSNP関連解析を行い、デングショック症重症化リスクアリルの同定を行った。また、性別、年齢、SNPの4変数を含めた複数の重症化予測モデルの構築を行った。
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自由記述の分野 |
人類遺伝学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デング熱は「なぜ一部の感染者のみが重症化するのか?」についてはよくわかっていない。本研究により、最も重症なデングショック症候群のリスクと一義的に関与している多型が同定された。また、患者の性別、年齢、重症化リスクアリルの情報から、重症化予測モデルを構築した。このことから、重症化が予想される場合には、早期に適切な治療を行う基盤情報の提供を与えられる可能性が示唆された。
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