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2021 年度 研究成果報告書

乳児の日常生活技能獲得場面をとりまく乳児-養育者間共同行為の実証的検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18KT0079
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分特設分野
研究分野 オラリティと社会
研究機関神戸大学

研究代表者

野中 哲士  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (20520133)

研究期間 (年度) 2018-07-18 – 2022-03-31
キーワードアフォーダンス / 共同注意 / 促進行為場 / 注意の教育 / 環境 / 習慣 / 身体技法 / 発達
研究成果の概要

本研究は,子どもの日常生活技能の発達過程において,複雑にゆらぐ子どもの行為が群生環境の中でどのように方向づけられているのかを日常場面の縦断的な観察を通して理解することを目的とした.乳児の日常の食事場面の分析の結果、乳児が養育者の「手」に向ける視線と「顔」に向ける視線が異なる役割を担うことを示すとともに、乳児がスプーンを使うようになる過程において、(1)養育者による周囲の機会の調整と、養育者の手に乳児が向ける注意の結びつき、(2)乳児の行為に反応を示す養育者と、養育者の顔に乳児が向ける注意の結びつきという、養育者の行為と乳児の注意の間の二種類の双方向の結びつきが存在するという新たな知見を得た.

自由記述の分野

認知科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

子どもが、独力で日常行為ができるようになっていくとき(例えば一人でスプーンを使って食べ始めるようになっていくとき),その行為を方向づけていくのは、養育者との間のどのようなやりとりなのでしょうか.本研究では,子どもが養育者の「手」に向ける視線と「顔」に向ける視線が異なる役割を担うことを明らかにするとともに,子どもの行為発達をとりまく養育者との共同行為の複雑な成り立ちを新たに明らかにしました.

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公開日: 2023-01-30  

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