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2021 年度 実績報告書

プライバシー意識の国際比較―ネットにおける個人情報の開示に影響を与える要因

研究課題

研究課題/領域番号 18KT0096
研究機関文教大学

研究代表者

石井 健一  文教大学, 情報学部, 教授 (90193250)

研究分担者 小笠原 盛浩  東洋大学, 社会学部, 教授 (00511958)
木村 忠正  立教大学, 社会学部, 教授 (00278045)
橋元 良明  東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (50164801)
遠藤 薫  学習院大学, 法学部, 教授 (70252054)
研究期間 (年度) 2018-07-18 – 2022-03-31
キーワードプライバシー意識 / インターネット利用 / 日台比較
研究実績の概要

本研究は日本人のインターネットへの信頼度が低いのはなぜか、という問いに答えることを第一の研究目的とし、あわせて日本人と台湾人のSNSなどネット上のプライバシー意識の規定要因を探ることを第二の研究目的に設定して質問紙調査で分析した。
本研究の主要な調査となる日本での質問紙調査は2020年2月にオンラインで実施した。対象者は18~69歳の男女、対象者数は1000人とし、日本の人口分布に比例して男女別に割り当てた。回答者は、男性50.3 %、女性49.7%、平均年齢44.1歳(標準偏差13.8)となった。また、台湾でもInsightXplorer社に委託して2020年1月にオンラインで質問紙調査を実施した。対象者は18~64歳の男女で少なくとも一種類以上のSNSを使っている者ととし対象者数は900人とした。その結果、男性46.8 %、女性53.2 %、平均年齢38.7歳(標準偏差11.7)となった。また、2020年度はコロナ禍のため調査がほとんどできなかったが、プライバシー意識について検討していなかった変数について2021年度は追加的な小規模な調査を行った。
分析結果は、現在報告書を作成中であるが、いくつかの点について簡単に報告しておく。まず、台湾との比較では日本人のインターネットへの信頼度が低いという結果はなかった。これは、米国などとの国際共同研究であるWIPの調査結果において日本人のインターネット信頼度が最低であった結果とは異なっている。また、ネット上のプライバシー意識についても、ほとんどの項目について日本人の方がプライバシー意識が弱かった。WIP調査と調査方法が異なるためなのか、時期による変化なのかについてなのか、また国民性による回答傾向の違いなのか、など様々な可能性がある。いずれにしても異なる結果が出たことの説明要因についての分析は今後進めることにしたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] Center for the Digital Future(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      Center for the Digital Future

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公開日: 2022-12-28  

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