研究課題
特別推進研究
近年の我々の研究から、強いレーザー場中で、分子内の水素原子が極めて速く動き回ることが明らかとなった。これは水素原子の持つ量子性を顕著に反映したものと考えられ、その超高速動力学を理解するためには、従来の断熱近似を超えた新しい考え方を導入する必要がある。本研究では、「コインシデンス運動量画像法」、「光電場内電子散乱法」を用いた水素マイグレーションの実時間追跡、および「時間依存多配置波動関数理論による水素マイグレーションの記述」を通じて、「強光子場中における超高速水素マイグレーションの本質」を解明する。
すべて 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (5件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Chem. Phys. Lett. 484
ページ: 119-123
J. Chem. Phys. 131
ページ: 151102-1~4
Chem. Phys. Lett. 469
ページ: 255-260
ページ: 164118-1~14
http://www.yamanouchi-lab.org/index.html