独自に開発した汎用性の高い「縮環型立体保護基(Rind基)」の導入により、ケイ素-ケイ素二重結合などの第3周期以降の重い典型元素の不飽和結合などを構成単位とする新奇な共役電子系物質群を構築し、それらの物性・機能評価を通して、将来のエレクトロニクス・フォトニクス分野で中心的役割を果たす「機能性有機元素化合物」の化学を開拓・発展させることを目的としている。「高周期元素-ポリパラフェニレンビニレン(PPV)」や「高周期元素-ポリアセチレン」などの学術的にも価値の高い物質を創り出し、機能性物質開発の新しい研究戦略・研究指針を提供して、物質科学研究を先導する。
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