研究課題
特別推進研究
私達は、4つの転写因子を体細胞に導入することで、ES細胞に類似したiPS細胞を樹立した。iPS細胞は再生医療の資源として理想的な多能性幹細胞であり臨床応用が期待されるが、iPS細胞の由来、すなわち、多能性が誘導された細胞が真に体細胞に起源するものなのかという点や、iPS細胞の低い誘導効率の原因、細胞核初期化の過程における4因子の作用機序など不明な点が多い。またゲノムに挿入され、潰瘍原性を生じせしめる恐れがあるレトロウイルスの利用という安全上の問題がある。これらを踏まえ、以下のように目的を定めた。(1) 4因子によるiPS細胞誘導の分子機構の解明(2) レトロウイルスを用いないiPS細胞誘導方法の確立(3) ヒトiPS細胞の特性解明と分化誘導法の確立
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すべて 雑誌論文 (5件) 備考 (1件)
PLoS ONE 4 e8067
Cell Stem Cell 5
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Nature 460
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http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/index.html