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2007 年度 実績報告書

シミュレーションベースモデリングのための高性能最適化システム基盤の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19024029
研究機関東京工業大学

研究代表者

寺野 隆雄  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (20227523)

研究分担者 岡本 正宏  九州大学, 農学研究科, 教授 (40211122)
キーワードシミュレーションベースモデリング / グリッド向け遺伝的アルゴリズム / 遺伝的アルゴリズム / グリッド計算 / モデリング / 並列GA / 並列MGG
研究概要

本年度は,既存のGOGA Frameworkで得られた知見を生かしつつ, GOGA Framework における利便性に関する問題点,すなわち,1)ミドルウェアGlobus Tool Kit Ver.2 (GTK2)が利用できる環境を想定しているため実運用可能なグリッド計算環境が限られる点,2)ノードを占有できる環境を想定しているため実運用可能なグリッド計算環境が限られる点,を克服するため,新たにGOGA Framework 2 の設計および実装を行った.
GOGA Framework 2では,シングルサインオンを一般的に利用されているSSHエージェント,セキュアなファイル転送をSCP,データの安全な転送をJava Secure Socket Extension(JSSE)を用いて実現することにより,問題点1を克服した.また,実行環境を,資源割り当て機構として広く使われているGrid Engineと連携してクラスタ内部のノードに起動させるようにすることにより,問題点2を克服した.
GOGA Framework 2を用いて,並列GAモデルであるPMGG(Parallelized MGG)のグリッド化を行い,東工大すずかけ台キャンパスにある研究室のユーザ端末,東工大大岡山キャンパスにあるTSUBAMEクラスタ31CPU,東工大すずかけ台キャンパスにあるDISクラスタ72CPUを用いてGOGA Framework 2の動作検証を行った.ユーザ端末上でGOGA Framework 2を起動して,マスタをDISクラスタ内,70ワーカをDISクラスタ,30ワーカをTSUBAMEクラスタ内で動作させたところ,良好なスケーラビリティを示し,実験結果のGAのログが手元のユーザ端末上に正常に保存されることを確認した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] グリッド向け遺伝アルゴリズムフレームワーク2の提案2008

    • 著者名/発表者名
      小野功, 寺野隆雄, 岡本正宏
    • 雑誌名

      第35回知能システムシンポジウム資料

      ページ: 154-159

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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