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2007 年度 実績報告書

情報爆発時代における位置依存情報の作成・編集・利用基盤

研究課題

研究課題/領域番号 19024038
研究機関名古屋大学

研究代表者

河口 信夫  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10273286)

キーワード位置情報システム / 無線LAN / GPS / ワイヤレスロケーション / 位置推定 / 位置依存情報 / Locky.jp
研究概要

近年の急速な位置情報システムの普及や発展により,位置情報の利用が活発になりつつある.「位置」に関する情報は単なる座標のみではなく,空間や地理的な情報,隣接や近傍関係,時間的推移といったより高度な情報が含まれる.本研究は,情報爆発時代における位置依存情報の作成・編集・利用基盤の研究開発を目的とし,位置情報が実空間やネットワーク上の情報と結びつき,より高度で多様な位置情報が爆発的に生成・利用されるプラットフォームの実現を目指している.本研究ではこれらの高度な位置情報を「位置依存情報」と呼び,その作成手法や編集・利用手法について検討を行っている.特に位置依存情報活用システムの構築により,位置依存情報の活用に新たなブレークスルーを実現することを目指している.初年度は,我々が無線LANの位置情報ポータルサイトLocky.jpにおいてすでに収集・保持している40万件の無線LAN位置情報データベース(WLDB)を基盤データとして用い,データ収集の関する分析や,位置依存情報を簡便に作成する手法としての無線LAN位置推定の活用,建造物の構造情報を用いた位置情報の表現について検討した.また,これまでは屋外を中心とした位置依存情報利用の検討を進めてきたが,地下街や地下鉄といったGPS等が利用できない場所での位置推定のその応用について検討を進めた.具体的には,名古屋市営地下鉄全83駅について,無線LAN基地局の電波強度情報を収集し,データベースを構築した.このデータベースの利用により,地下鉄駅のホームや改札周辺において,無線LAN端末を持ったユーザが瞬時に自分の位置情報を推定可能であることを確認した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ACS:多様な人間関係を表現可能なソーシャルネットワーキングシステム2007

    • 著者名/発表者名
      高井一輝, 河口信夫
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 48

      ページ: 2328-2339

    • 査読あり
  • [学会発表] ユビキタスセンシング技術と位置依存情報の活用2008

    • 著者名/発表者名
      河口信夫
    • 学会等名
      情報処理学会 知能と複雑系研究会 電子情報通信学会、人工知能と知識処理研究会 合同研究会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2008-03-06
  • [学会発表] Locky.jp:無線LANを用いた位置推定とその応用2007

    • 著者名/発表者名
      河口信夫
    • 学会等名
      電子情報通信学会 ITS研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-07-26
  • [学会発表] Wireless LAN based Vehicular Location Information Processing2007

    • 著者名/発表者名
      Nobuo Kawaguchi, Seigo Ito
    • 学会等名
      Biennial on DSP for in-Vehicle and Mobile Systems
    • 発表場所
      イスタンブール,トルコ
    • 年月日
      2007-06-18
  • [図書] Advances for In-Vehicle and Mobile Systems: Challenges for International Standards2007

    • 著者名/発表者名
      Yukiko Yamaguchi, Nobuo Kawaguchi, Kazuya Takeda, 他(分担著)
    • 出版者
      Springer
  • [備考]

    • URL

      http://uclab.jp/

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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