研究分担者 |
古川 康一 慶應義塾大学, 大学院・政策メディア研究科, 教授 (10245615)
金子 郁容 慶應義塾大学, 大学院・政策メディア研究科, 教授 (70169564)
吉田 尚史 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 講師 (10338238)
佐々木 史織 慶應義塾大学, 大学院・政策メディア研究科, 助教 (90383934)
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研究概要 |
平成19年度の「ストーリー性を有するメディアデータ対象感性検索・分析・配信アクティブDBSの実現」に関する研究課題として,研究代表者,および,研究分担者,研究協力者らは次の2項目の研究・開発を実施した.(A)アクティブ・マルチDBシステムの実現:ネットワーク上の多様な時系列メディアデータの情報源をマルチDBとして構成し,それら時系列メディアデータを収集・分析・蓄積するアクティブ・マルチDBシステムの研究・開発を行った.現行の情報システム上に蓄積された時系列メディアデータを対象として,本システムを適用するために,アクティブ・マルチDB機構の実現に必要な,実用的基盤ソフトウェア・コンポーネント群を開発した. (B)時系列メディアデータを対象とした感性メタデータ自動生成機能の実現:時系列メディアデータを対象とした感性メタデータ自動生成機能の研究開発を行った.時系列メディアデータを対象として,その時系列的な感性的内容変化点を自動検出し,ストーリーの感性的変化を表現する感性メタデータ列を自動生成する機能を設計,実装した.実現成果として,ストーリー性を有するメディアデータ対象感性検索・分析・配信を実現する統合システムソフトウェアを構築し,公開した.この統合システムソフトウェアは,アクティブ・意味的連想検索システムを実用的なレベルで構築・実働させるための3システムソフトウェアから構成される統合的なソフトウェア・パッケージであり,本ソフトウェア・パッケージの一般公開は,動画像・音楽データに代表される連続的メディアデータを対象とした自動的な分析・検索・配信を,様々な応用分野を対象として実現するための基盤環境となるものである.
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