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2007 年度 実績報告書

小腸粘膜固有層のTLR5陽性病原体運搬細胞による腸内病原細菌の体内伝播とその阻止

研究課題

研究課題/領域番号 19041044
研究機関大阪大学

研究代表者

張 明浩  大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授(常勤) (70420453)

キーワード粘膜免疫 / 病原細菌 / ケモカイン
研究概要

様々な病原性微生物が粘膜を通じて体内に侵入してくる。病原細菌の体内伝播を阻止できれば、重篤な全身感染を未然に防ぐことができる。以前われわれは細菌鞭毛成分フラジェリンを認識するTLR5の遺伝子欠損マウスを解析し、経口投与したマウスチフス菌が小腸粘膜固有層のCD11c発現TLR5陽性細胞を病原体運搬細胞として利用し、腸間膜リンパ節や脾臓および肝臓へ伝播することを見いだした。今回われわれは小腸粘膜固有層にCD11cの発現が異なる4種のユニークな細胞群の中でCDllc^<hi>CDllb^<hi>CD1O3^+DCが選択的にTLR5を発現することを明らかにした。次に、このCD11c^<hi>CD11b^<hi>CD103^+DCにおけるケモカイン受容体の発現について解析した。RT-PCR解析の結果、小腸粘膜固有層CD11c^<hi>CD11b^<hi>CD103^+DCはCCR1とCCR7を発現し、なかでもCCR7の発現が最も高かった。そのリガンドであるCCL21に対する遊走応答を確認した。CCR7遺伝子欠損マウスがチフス菌感染に対して強い抵抗性を獲得するかを試している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Regulation of humoral and cellular gut immunity by lamina propria dendritic cells expressing toll-like receptor 5.2008

    • 著者名/発表者名
      S, Uematsu, et. al.
    • 雑誌名

      Nature Immunol. 9巻(In press)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] CD4^+CD25^+ regulatory T cells in the small intestinal lamina propria show an effector/memory phenotype.2008

    • 著者名/発表者名
      Z, Guo, et. al.
    • 雑誌名

      Int Immunol. 20巻

      ページ: 307-315

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jp/laboratory/gastrointestinalimmunology/principal.php

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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