研究課題/領域番号 |
19102001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小川 裕充 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50126017)
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研究分担者 |
板倉 聖哲 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (00242074)
桝屋 友子 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (40300735)
朴 亨國 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (00350249)
大田 省一 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (60343117)
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キーワード | 美術 / アジア / 文化 / 国家 / 自己同一性 / 近代化 / ヨーロッパ化 / 植民地化 |
研究概要 |
絵画第一班:小川・板倉は、昨秋、ナプレステック博物館(プラハ)・大英博物館(ロンドン)・東アジア美術館(ベルリン)など、ヨーロツパの公私コレクション20個所に所蔵される中国絵画約860点の調査撮影を行うとともに、各地の美術館・博物館における美術作品の収集状況や、その組織実態・運営方針の把握に努めた。また、西上とともに、適宜、国内調査を進めた第三班:桝屋は、インド・イスラー史跡写真資料約1700点の整理を開始し、シアトル美術館所蔵のタイル写真資料を整理した。第五班:井手は、韓国に赴き、高麗仏画における自己同一性追求の造形的実態について、研究発表と記念講演とを行った。第五班:田中は、「江戸・東京の茶の湯展」を主催し、オーストラリア美術における自己同一性の問題を考察した。 彫刻第一班:浅井と第二班:朴は、東京国立博物館収集東南アジア彫刻スライド資料整理を継続しつつ、共同で新たな研究対象を雲南省などに求め、8月未から9月中旬に、中国彫刻作品調査を実施した。調査個所は香港歴史博物館や広東省博物館、雲南省博物館・大理市博物館など、29個所である。 彫刻班:大田は、9月末から10月初に、マレーシアにおいて、国立博物館、スルメナンティ・スルタン王宮など、1月未から2月初に、セネガルにおいて、国立公文書館、IFAN博物館など、3月上旬から中旬に、アメリカにおいて、国立公文書館、イェール大学など、三カ国総計13個所の建築の調査撮影、関連資料の収集を行った。
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