研究課題/領域番号 |
19102001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小川 裕充 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50126017)
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研究分担者 |
桝屋 友子 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (40300735)
朴 亨國 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (00350249)
大田 省一 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (60343117)
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キーワード | 美術 / 文化 / 国家 / 自己同一性 / アジア / 世界 |
研究概要 |
絵画第一班:小川・板倉は、30年来の懸案であったボストン美術館の調査撮影が可能になったため、当初計画を変更し、自然史博物館(ロンドン)は、来年23年度に延期し、原資をアメリカのメトロポリタン美術館・ボストン美術館・ピーボディ美術館計3件に集中し、中国絵画・チャイナ・トレード・ペインティングのアメリカ補足調査を行った。調査撮影総点数は1256点である。第一班:西上は、昨年度追加寄贈のあった須磨コレクションの中国近代絵画等約50点、印章等約50点、計約100点の調査整理を行い、小川・西上共同で、国内調査を実施した。第二班:後小路は、国内に分蔵される満州国美術展覧会図録の調査を継続した。第三班:桝屋は、これまでに国内外で調査撮影したペルシア・タイル資料総計454点などの銘文解読などを進めてデータベース化した。第四班:井手(連携研究者)は、前年度に引き続いて、高麗・朝鮮王朝仏画における文化的・国家的自己同一性追求・形成の研究を行い、第五班:田中は、オーストラリア国民画派を国際様式となった印象派の一環と捉えて、比較藝術社会学的研究を継続した。 彫刻第一班:浅井・第二班:朴は共同し、東京国立博物館収集東南アジア彫刻スライド資料整理を継続しつつ、東・東南・南アジア仏教遺跡の包括的調査の一環として実施した中国雲南省仏教彫刻・史跡調査の資料整理を行った。第三班:秋山は、これまでに実施した東京・京都両国立博物館所蔵インド・ガンダーラ彫刻調査の成果をまとめた。建築班:羽田・大田は、これまで行ってきた東南アジア建築調査と英米両国における関連資料調査で収集した資料整理を行った。
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