研究課題
基盤研究(S)
本研究は、「美術に即した文化的・国家的自己同一性」が、美術の制度のみではなく、その造形性を踏まえて、追求・形成されることを明らかにしようとするものである。現在は、美術の三分野に即して、絵画・彫刻・建築三班に分かれ、各班の中で海外調査を合同、あるいは単独で行う分班と、個人研究を単独で行う分班とに分かれる。分班が単独で行う絵画班では第一班や建築班、合同で行う彫刻第一班・第二班が、それぞれ上記目的の前提となる、実作品の包括的な海外調査を進めており、各分野で厖大な画像資料や文献資料を集積しつつある。本研究は、既存の画像資料や文献資料に、今回の調査で得られるそれを加えて、より包括的に造形作品それ自体に当たり、絵画・彫刻・建築三分野の造形表現の何が、例えば、中国絵画なら中国絵画という造形作品に共通に見出し得るのか。それを解明して行くことにより、作品表現をなおざりにした制度論ではなく、制度論を踏まえて上で、表現論を研究課題である「美術に即した文化的・国家的自己同一性の追求・形成の研究」の基軸に位置づけようとするものである。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 図書 (2件) 備考 (1件)
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