2009年実験開始の長基線ニュートリノ振動実験T2Kで最大限の成果が出せるようにすることが我々の最終目標である。そのうち特にミューニュートリノから電子ニュートリノへの振動を世界で最初に観測することを目指す。これを発見して、3種類のニュートリノ間の混合について全体像を得、素粒子物理学に大きな貢献をすることが目標である。 同様な実験としてはアメリカでNova計画が予定されており、感度もT2Kと同様である。そのため、T2K実験がNova計画などに勝る成果を出すために、スーパーカミオカンデ測定器を更によく理解して系統誤差を小さくし、また解析プログラムの改良を行う。またスーパーカミオカンデで予想される事象をより正確に予言するためにニュートリノのフラックスを理解する。
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