研究課題
H19繰越基盤研究(S)より統合遺伝子発現解析プラットフォームの方法論の選定を行った。選定された方法論でマイクロRNAマイクロアレイを用いた食道がんプロファイル解析を行った。(1)RNA標本のラベリング法として、cDNA法とaRNA法を比較しその再現性を比較したところ、Cy5を用いたaRNA法の方がCy3を用いたcDNA法に比べて再現性が高い事が示され、このaRNA法を標準のラベリング法とした。スキャニング法としては、詳細な最適化の結果、Cy5がオゾンによる蛍光強度の減弱が強い時期が過ぎて安定する、洗浄後1時間以上経過してから、強度の違う3種類の励起光でスキャンしたデータを、統合する方法が最もスキャニングにおける再現性が高いことが判明した。(2)複数施設から集められた30標本(1症例2標本:非癌部と癌部)について、改良された標本ラベリング法を用いてハイブリし、各標本の遺伝子発現プロファイルを取得した。データをQuantile Normalization法を用いてノーマライズを施行した。放射線化学療法の効果判定の結果と相関させる事は時期尚早であると判断し、その前段階としてHierarchical Clustering法を用いた解析を行った。遺伝子プロファイルによると、(1)非癌部と癌部標本は、別れてクラスタリングされる。(2)適格基準適合症例と適合外症例とは、比較的別れてクラスタリングされる。(3)臨床施設やハイブリ施行日に明らかなバイアスを認めなかった。以上より、癌・非癌部標本からのデータが別々にクラスタリングされる事が示された。
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