研究概要 |
平成20年度は,各実施項目における研究課題解決と,各実施項目間の成果統合を目標とした. 実施項目1の担当者は,中間モデルを記述する言語を定義し,モデル変換ルール整備した. 実施項目2の担当者は,ミドルウェアの基盤となるWSNプラットフォームをSunSPOTへ移植した.また,各研究成果を段階的に実装した. 実施項目3の担当者はWSN内の自己再構成機構に関する研究を進め,ネットワーク内の各プロトコル,アルゴリズムをモジュール化し,ネットワークの状況に応じて動的に切り替えるアーキテクチャを設計した. 実施項目4の担当者は,耐故障性やセキュリティに関する研究を行い,ネットワーク通信障害に対して頑健な処理再配置手法や,様々な状況において悪意のあるノードを検知するための手法を提案し,実施項目2の担当者が開発したミドルウェアへの適用を検討した. 実施項目5の担当者は,評価実験用のシナリオを具体化し,実証実験で用いる,WSNと連携するコンテキストアウェアアプリケーションの設計を行った.
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