研究概要 |
こどもの遊び,学生実験,料理,様々な職場における技能のような技や体験,生活を支援するための教示メディアを構築し,その有効性を検証することを本研究の目的とする.以下の項目に関する研究を進めると同時に,種々の利用者実験によって問題点を洗い出し,より具体的な目的を絞ったシステムへの展開を図る. (1)マイクロインタラクションの調査とインタラクションモデルの設計:人間どうしのインタラクションの解析やそれを模倣するインタラクションモデルの構築,インタフェースロボットやCGエージェントによる支援動作設計を行う. (2)マイクロインタラクションのためのセンシング技術:外部情報と生理的情報とのセンシングを用い,被支援者の能動的なアクションやその意図,また,支援システムや環境からの働きかけに応えるリアクションを認識するための手法を研究する. (3)教示コンテンツ蓄積:仮想アシスタントの機能として研究してきたコンテンツ取得支援機能をマイクロインタラクション等を用いて強化し,種々の教示コンテンツの取得を行う. (4)教示・支援システムの実装と検証:教示・支援システムを実際の課題に対して構築し,その有効性を検証する.具体的には,学生の理科実験,キッチンにおける料理などの知識や技を対象とし,本研究の枠組みが適用可能であることを確かめる.
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