研究課題
引き続き(1)新しい静かな音声メディアである非可聴つぶやき(NAM)による無音声認識と無音声電話の研究、(2)歪みなしの音の分離技術SIMO-ICAを用いたハンズフリー音声認識システムの研究、(3)実環境での音声対話システムの研究を推進した。(1)非可聴つぶやき(NAM)による音声コミュニケーション手段の研究(a)NAMマイクの特性や話者の発話スタイルに、少ない任意の発話で適応できる無音声電話の構築を目指し、装着場所や発話スタイルの適応で成果をあげた。(b)大量の通常発話も利用した話者変換手法を用いて、不特定話者のNAM音韻モデルを構築して、不特定話者NAM音声認識の性能を向上させた。(2)歪なし音源分離SIMO-ICAによる音声コミュニケーション手段の研究(a)種々の音環境でのミュージカルノイズの低減手法について、理論的な評価尺度の研究を進め、音環境に適応してミュージカルノイズの量を制御できるアルゴリズムを確立した。(3)実環境音声対話システムの研究(a)音声情報案内システムでのタスク外発話の検出能力の向上と、WebのVoice Searchの検出能力を向上させ、タスク外発話にも応答できるシステムを構築を行った。(b)平城遷都1300年祭で4ヶ月間の運用して、音声情報案内システムのポータビリティ、Voice Searchの有効性などの評価を行った。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (17件) 備考 (1件)
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http://spalab.naist.jp/database/library/paper_10.html