研究課題/領域番号 |
19200045
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
高橋 健夫 日本体育大学, 体育学部, 教授 (60029725)
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研究分担者 |
岡出 美則 筑波大学, 人間総合科学研究科, 准教授 (60169125)
吉永 武史 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師 (10386659)
本村 清人 東京女子体育大学, 体育学部, 教授 (50349784)
岩田 靖 信州大学, 教育学部, 教授 (60213295)
吉野 聡 茨城大学, 教育学部, 准教授 (10334004)
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キーワード | 学習指導要領に見る体育のナショナル・スタンダード / 体育授業研究 / ゲーム分析 / 技能的学習成果 / 体育の授業づくり |
研究概要 |
2008年度は、以下の4点にわたって研究を進めた。 1)研究代表者及び研究分担者・研究協力者の多くが、学習指導要領作成協力者であったため、この作業に連座して小・中・高校の体育ナショナル・スタンダード(学習内容の基準)作成に取り組んだ。「確かな学習内容の習得」をテーマにした改訂学習指導要領及びその「解説」(体育編)についても2008年度に完成させた。 2)2008年に札幌で300名の海外の研究者を集めて開催されたAIESEP国際会議において、研究代表高橋が「わが国のナショナル・スタンダード作成の取り組み」(キーノートレクチャー)について発表した。 3)学習指導要領を基礎としたナショナル・スタンダードの妥当性を検討するために、関東地区の小・中学校を対象に、器械運動と柔道の達成度調査を実施した。特に研究代表者の高橋は器械運動の達成度を調査したが、すでに基礎集計を終え、分析・考察中である。 4)このスタンダードは、どのような授業を通して、どこまで実現されるのか、どれぐらいの授業時間が必要なのか。このことを器械運動、陸上運動、水泳、ボール運動(球技)の授業研究を通して検証した。特に研究代表者の高橋は、小学校高学年の跳び箱運動の授業研究によって「首はね跳び」の達成度について検討したが、適切な教材が適用されれば85%以上の児童が達成することが明らかになった。この研究成果はすでに学会誌に投稿済みである。
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