研究課題/領域番号 |
19200054
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
前迫 孝憲 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00114893)
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研究分担者 |
内海 成治 お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 教授 (80283711)
松河 秀哉 大阪大学, 大学教育実践センター, 助教 (50379111)
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キーワード | 教育工学 / 教育情報 / 無線LAN / LPS / 超鏡 |
研究概要 |
本研究は、未来に生きる子どもたちのためのより良い環境(情報基盤)構築を教育分野から促す長期目標の下、教育支援のための地域無線・光通信複合情報基盤開発を直接の目的とし、教育用地域無線情報基盤、セキュリティニーズ別教育用ネットワーク、未来の教室用情報操作環境、教育目的LPS(Local Positioning System:構内位置測定システム)、地域全体の科学館・博物館化及び安全・安心対策のための無線ICタグ/センサ併用技術、交流学習支援のための遠隔映像対話環境「超鏡」高精細映像・低遅延時間化、食育用味データベース、オンライン学習コンテンツ/客観的学習評価方法の実践的確立を目指している。今年度は、高精細映像の無線伝送が校庭・屋上設置の直径1m強のパラボラから可能な高速インターネット実験衛星WINDSを用いた高精細映像「超鏡」による交流学習を、大分県宇佐市と大阪府八尾市の小学校間で3日連続して実施、高精細映像・低遅延時間化パケット伝送・処理技術、無線と光通信の役割、地域連携、未来の教室用映像環境等に関する数多初の実験結果が得られた。また、大阪府高石市と米国ニュージャージ州の中高等学校間の交流学習用SNSサイト構築と半年間の運用を行うと共に、オンライン学習コンテンツにおける静止画や動画・キャプションなど、映像と文字の役割に関する実践的データを収集した。さらに、客観的学習評価や地域全体の科学館・博物館化の基盤としてのネットワークやオープンソース、センサ等を活用する教育支援システムの調査・検討を行った。
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