(1)ナノテクノロジーの発展に伴い、ナノ粒子に対するリスク評価が必要とされている。フラーレンやカーボンナノチューブ、ナノ金属粒子などとともに酸化チタンナノ粒子に対するリスク評価についても課題とされ、調査市研究がなされている。そこで、本研究では、以下の土壌浄化や水浄化のために開発している酸化チタン含有光触媒材料のリスク評価を行うことを目標とした。 (2)環境浄化に関する研究のうち、土壌浄化については、操業中の中小工場やクリーニング店など地上に建物があって、その地下土壌がVOCsに汚染されている場合について、光触媒材料とエネルギー源として太陽光を使った浄化システムを開発すること目指した。 (3)水浄化については、作物生産の中で排出される農業廃液を対象にして、廃液浄化に適した農家が使いやすい低コストの光触媒材料の作製をふくめた浄化システムを確立することを目指した。
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