研究概要 |
1.平成19年度に開発した培養型プレーナーイオンチャンネルバイオセンサーについて、雑音基本特性を解析し、細胞と基板との間隙を流れる1/f特性を持つ過剰電流雑音が大きく影響することを明らかにした。 2.培養型プレーナーイオンチャンネルバイオセンサーの技術的課題は、直径1〜2μmの基板の微細貫通孔のところに細胞を設置することであったが,マイクロコンタクトプリンテイング技術を開発し、これにより細胞外マトリックスを貫通孔の周辺に所定の形状で印刷することにより,細胞を高い確率で孔の位置に誘導することに成功した。 3.多点測定に有利でかつ神経細胞の軸索や樹状突起の伸長方向に制約を加えない細胞体の位置決めのできるマイクロ流路素子をモールド法と放射光エッチングでPDMSを材料として作製した。 4.ワークステーションなどSi集積回路設計に必要な装置について準備を進めた。
|