研究概要 |
本研究では,申請者らが独自に開発を行っている,広帯域レーダおよび広帯域干渉計を,それぞれ複数機配置して,時空間的に大型レーダネットワークの間隙となっている地表面付近からの降雨の三次元構造を詳細に,且つ,時間的にも密に観測し,雷放電観測の併用と大気電気モデルの構築を通じて,気象災害の減災を目指すことを目的としている。その目的のため,Ku波帯広帯域レーダとVHF波帯広帯域干渉計を統合した,広帯域レーダシステムによる「広帯域レーダシステムネットワーク」を構築し力学と電気を相補的に利用する形体での観測に供する。 本研究は,以下に示す5つのサブテーマで構成し,それぞれ研究分担者がリーダを務め,研究協力者と協力し担当する。各サブテーマチームでの,個別会議と全体会議を開催し,互いの進捗を把握しながら,有機的な連携を強化し,研究を遂行する。 サブテーマ(1):Ku波帯広帯域レーダ サブテーマ(2):VHF波帯広帯域干渉計 サブテーマ(3):広帯域レーダシステムネットワーク構築 サブテーマ(4):広帯域レーダシステムネットワークによる観測と検証 サブテーマ(5):物理的に完備なモデル構築と数値シミュレーション
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