研究概要 |
次の内外の研究者に協力を得た。カレン,シャイア(デュースブルグ大学教授),カリン,ゴットシャル(ブレーメン大学教授),マルガリータ,エステベス・アベ(ハーバード大学准教授),宮本太郎(北海道大学教授),白波瀬佐和子(東京大学准教授),金英(韓国聖公会大学特任教授),相馬直子(横浜国立大学准教授)。 2007年9月8日に第1回全体会合を東京で行い,研究代表者から研究課題と計画について改めて提起した。シャイア教授からEU労働力調査の2次分析の到達点の報告。エステベス,アベ准教授から男女賃金格差と女性内の賃金分散に関する多国間分析結果の報告。白波瀬准教授からアメリカ,フランス,スウェーデン,日本について,所得不平等構造の分析と福祉国家の今後の展望を報告。金英教授からは日本のスーパーマーケット企業におけるパート労働者の人事制度改革について報告。相馬准教授からは,子育てをめぐる政策と自治体レベルでの実施について日韓比較調査結果を報告。 社会的経済の規模と生活保障機能(雇用創出効果,労働市場挿入効果,地域経済波及効果を含む)について,(財団法人)生協総合研究所等を通じて,ICA,CIRIEC等にデータを幅広く収集。 2008年3月1日にハーバード大学ライシャワー日本学研究所にて"WorkshoponInequalitiesinJapan,Europe,andtheUS"を開催した。研究代表者,シャイア教授,金教授,相馬准教授が9月以来の進捗にもとつく報告を行い,アン,オーロフ(ノースウェスタン大学教授),マリア,チャールズ(UCSD教授),ハイディ,ゴットフリート(ウェイン州立大学准教授)よりコメントを受け,今後の研究計画につき意見交換した。
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