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2008 年度 実績報告書

東アジア古典学としての上代文学の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19202008
研究機関東京大学

研究代表者

神野志 隆光  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60018900)

研究分担者 齋藤 希史  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80235077)
徳盛 誠  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 講師 (00272469)
身崎 壽  北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90104124)
内田 賢徳  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (90122142)
キーワード国文学 / 古代文学 / 漢文学
研究概要

1. 第4回のセミナーとして、6月にシンポジウム「いま人麻呂歌集を考える」を開催した(発表=神野志・毛利正守、司会=身崎)をおこなった。海外の研究機関・研究者との連携をおおきく発展させることができた。9月にハーヴァード大学イエンチン研究所において「東アジア古典世界の教養基盤」をテーマとしてシンポジウムをおこない、10月にコロンビア大学で「教養の基盤-類書を学び、類書で学ぶ」と題して公開授業のかたちでワークショップをひらいた(神野志隆光・齋藤希史・徳盛誠)。12月に、韓国・成均館大学における日韓合同のシンポジウム「東アジア古典世界を考える」を、前年のミニシンポジウムを発展させておこない(神野志・身崎壽・内田賢徳・徳盛)、09年2月に台湾・開南大学において国際フォーラム「古代日本語の構造と表現」をおこなった(内田・毛利正守・坂本信幸)。さらに、UBCのラフィン准教授、UCLAのダシー准教授から、招聘をうけ、あらたな協働関係が広がった。
2. 活動成果(講演・シンポジウム・ワークショップの報告や授業概要)は、ホームページに日英中韓の4カ国語で掲載した。
3. 教育的見地による活動として、(1)4-7月に東京大学教養学部において神野志・斎藤が『古典日本語の世界』に基づく授業をおこない、学習テキストの発展を試みた。(2)8月に奈良女子大学と共同で若手研究者支援プログラムとして特別講義「関連分野の学び方」(内田・大槻信・道坂昭廣)・講演「韓国木簡の現在」(李成市・イヨンヒョン)、11月に北海道大学において特別講義「漢籍の受容-『文選』の場合」を実施した(身崎・小助川貞次・廣川晶輝)。(3)コロンビア大学における公開授業のほか、韓国におけるシンポジウムをつうじて共通の「教本」の必要性を論議した。
4. 各大学において図書等を整備した。

  • 研究成果

    (24件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (9件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 日下の唱和(漢文ノート10)2009

    • 著者名/発表者名
      齋藤希史
    • 雑誌名

      UP 第38巻第1号

      ページ: 49-54

  • [雑誌論文] 漢字圏としての東アジア2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤希史
    • 雑誌名

      大航海 第66号

      ページ: 77-85

  • [雑誌論文] 『七代記』と「日本記」2008

    • 著者名/発表者名
      神野志隆光
    • 雑誌名

      論集上代文学 30

      ページ: 175-190

  • [雑誌論文] 「歴史」のなかに生きる『日本書紀』2008

    • 著者名/発表者名
      神野志隆光
    • 雑誌名

      上代文学 101

      ページ: 12-35

  • [雑誌論文] 講演『古事記』の崩御年干支月日注について2008

    • 著者名/発表者名
      神野志隆光
    • 雑誌名

      京都語文 15

      ページ: 79-91

  • [雑誌論文] 花に嘯く(漢文ノート7)2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤希史
    • 雑誌名

      UP 第37巻第4号

      ページ: 55-59

  • [雑誌論文] 思惟する主体-湯川秀樹と漢文脈2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤希史
    • 雑誌名

      大航海 第67号

      ページ: 66-72

  • [雑誌論文] 不如帰(漢文ノート8)2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤希史
    • 雑誌名

      UP 第37巻第7号

      ページ: 54-59

  • [雑誌論文] 詩を読むこと、書くこと-浅見洋二『中国の詩学認識-中世から近世への転換』2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤希史
    • 雑誌名

      創文 513号

      ページ: 23-26

  • [雑誌論文] 窈窕たる淑女(漢文ノート9)2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤希史
    • 雑誌名

      UP 第37巻10号

      ページ: 51-57

  • [雑誌論文] 益田勝実をよむ-「『上代文学史稿』案」のひらいたもの2008

    • 著者名/発表者名
      身崎壽
    • 雑誌名

      国語国文研究 134

      ページ: 1-14

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「あぢむらこま」から「アヂムラサワキ」へ-4・四八六における訓釈をめぐって2008

    • 著者名/発表者名
      内田賢徳
    • 雑誌名

      萬葉語文研究 4

      ページ: 189-199

    • 査読あり
  • [学会発表] 難波の防人歌2008

    • 著者名/発表者名
      身崎壽
    • 学会等名
      大阪府立大学現代GP 堺・南大阪地域学研究会
    • 発表場所
      大阪府立大学中百舌鳥キャンパス
    • 年月日
      2008-11-20
  • [学会発表] ウタとともにカタル-赤猪子物語論2008

    • 著者名/発表者名
      身崎壽
    • 学会等名
      萬葉学会第61回大会講演
    • 発表場所
      皇學館大學伊勢学舎
    • 年月日
      2008-10-18
  • [学会発表] 人麻呂歌集の女歌2008

    • 著者名/発表者名
      神野志隆光
    • 学会等名
      高岡万葉歴史館 夏季高岡万葉セミナー
    • 発表場所
      高岡万葉歴史館
    • 年月日
      2008-08-24
  • [学会発表] 額田王は<女性歌人>か2008

    • 著者名/発表者名
      身崎壽
    • 学会等名
      高岡万葉歴史館 夏季高岡万葉セミナー
    • 発表場所
      高岡万葉歴史館
    • 年月日
      2008-08-23
  • [学会発表] 「人麻呂歌集」と『万葉集』2008

    • 著者名/発表者名
      神野志隆光
    • 学会等名
      美夫君志会70周年記念講演
    • 発表場所
      中京大学
    • 年月日
      2008-07-05
  • [学会発表] 「歌語り」の時代-「万葉の歌語り」論の意義2008

    • 著者名/発表者名
      身崎壽
    • 学会等名
      美夫君志会70周年記念講演
    • 発表場所
      中京大学
    • 年月日
      2008-07-05
  • [学会発表] 伝承の生成と知解2008

    • 著者名/発表者名
      内田賢徳
    • 学会等名
      美夫君志会70周年記念講演
    • 発表場所
      中京大学
    • 年月日
      2008-07-05
  • [学会発表] 防人のたび-制度と歴史のもとで2008

    • 著者名/発表者名
      身崎壽
    • 学会等名
      戦(いくさ)に関わる文字文化と文物の総合的研究 公開講演
    • 発表場所
      愛知県立大学
    • 年月日
      2008-06-14
  • [学会発表] 「歴史」のなかに生きる『日本書紀』2008

    • 著者名/発表者名
      神野志隆光
    • 学会等名
      上代文学会春季大会
    • 発表場所
      福岡女学院大学
    • 年月日
      2008-05-24
  • [図書] 高岡市万葉歴史館叢書21『万葉の女性歌人』、うち、「人麻呂歌集の女歌-人麻呂歌集と『万葉集』2009

    • 著者名/発表者名
      神野志隆光
    • 総ページ数
      80-103
    • 出版者
      高岡市万葉歴史館
  • [図書] 高岡市万葉歴史館叢書21『万葉の女性歌人』、うち、「額田王は<女性歌人>か」を分担執筆2009

    • 著者名/発表者名
      身崎壽
    • 総ページ数
      3-28
    • 出版者
      高岡市万葉歴史館
  • [備考]

    • URL

      http://fusehime.c.u-tokyo.ac.jp/jp/eastasia/

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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