研究課題
1、海外の研究機関・研究者との連携をさらに発展させることができた。4月にUBC・UCLAにおいて、ワークショップ「東アジア古典世界-教養の基盤と教育プログラム-」を開催した(神野志隆光・齋藤希史・徳盛誠)。台湾・国立中央研究院近代史研究所の張啓雄教授とは、4月に東京で「中華世界秩序原理の起源-先秦時代の古典文化価値-」と題した講演会、12月には台湾で国際シンポジウム「東アジアの地域交流」(神野志・齋藤・徳盛・身崎壽・内田賢徳)を開催した。韓国・成均館大学の金時〓名誉教授の講演会「愛民詩と訓民歌-二重言語時代における士大夫詩歌の対民観」を6月におこない、東アジア古典世界の問題として見るべきことを共有した。3月には「神野志隆光『変奏される日本書紀」『本居宣長『古事記伝』を読む』合評会」(米谷匡史・金沢英之)をひらいた。2、活動成果(講演・シンポジウム・ワークショップの報告や授業概要)は、ホームページに日英中韓の4ヵ国語で掲載した。3、教育的見地による活動として、(1)4~7月に神野志・齋藤が『古典日本語の世界』に基づく授業をおこない、学習テキストの発展を試みた。(2)UBC・UCLAにおけるワークショップにおいて、授業形式の実践を試みた。(3)9月に奈良女子大学と共同で、南京大学において「上代日本文学」の集中講義をおこなった。4、各大学において図書等を整備した。東京大学では、駒場図書館に六国史・十三経注疏等のCD-ROMを寄贈し、教育・研究上の利便性を大幅に向上させた。
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すべて 雑誌論文 (20件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (8件) 図書 (2件) 備考 (1件)
大美和 第118号
ページ: 28-35
UP 第39巻1号(第447号)
ページ: 48-53
国語語彙史の研究 29
ページ: 119-132
奈良女子大学 叙説 37
ページ: 1-9
『いくさの歴史と文字文化』、うち、「防人のたび」を分担執筆(遠山一郎・丸山裕美子編)(三弥井書店)
ページ: 209-247
UP 第38巻9号(第443号)
ページ: 12-16
UP 第38巻4号(第438号)
ページ: 47-52
中国 24巻
ページ: 4-16
UP 第38巻7号(第441号)
ページ: 49-54
UP 第38巻10号(第444号)
ページ: 54-59
超域文化科学紀要 第14号
ページ: 123-140
文学 第10巻6号
ページ: 38-48
新しい漢字文教育 第49号
ページ: 84
萬葉 第204号
ページ: 1-22
『万葉の女性歌人』(高岡市萬葉歴史館叢書21)、うち、「人麻呂歌集の女歌--人麻呂歌集と『万葉集』--」を分担執筆(高岡市万葉歴史館編)(高岡市万葉歴史館)
ページ: 80-103
『万葉集の今を考える』(新典社研究叢書201)、うち、「人麻呂歌集と『万葉集』--『万葉集』のテキスト理解のための覚書」を分担執筆(美夫君志会編)(新典社)
ページ: 35-54
『世界の中の日本の役割を考える:岩倉使節団を出発点として』、うち、「漢文脈の中の『米欧回覽実記』」を分担執筆(米欧亜回覽の会編)(慶應義塾大学出版会)
ページ: 84-96
『海外見聞集』、うち、『訪事日録』注釈、解説「天然自由の文体」を分担執筆(新古典文学大系明治編5)(岩波書店)
ページ: 455-516,598-601,683-693
『万葉集の今を考える』(新典社研究叢書201)、うち、「「歌語り」の時代」を分担執筆(美夫君志会編)(新典社)
ページ: 11-34
『万葉集研究』第30集、うち、「ウタでカタルということ--「伝説歌」の構造」を分担執筆(塙書房)
ページ: 53-85
http://fusehime.c.u-tokyo.ac.jp/eastasia/