(1)民族文化的・国民文化的に各国の古典をみる発想(中国古典、日本古典といったとらえかた)を脱して、古代東アジアを、共通の文字・共通の文章語をもち、教養の基盤を共有する、ひとつの文化世界としてとらえる見地で、研究会を組織し活動を広げる(上代文学会のセミナーとしても位置づけ、ひらかれた形態の研究会をめざす)。国内のみならず、海外の研究者との協働を獲得する。 (2)その研究成果を広く発信する。 (3)研究活動とともに、そうした見地によって教育プログラムを具体化する。 (1)『古典日本語の世界』『漢字テキストとしての古事記』の問題意識を出発点とし、東アジア古典学の実習テキストの作成を試みる。 (2)授業の実践を行い、それを検討しつつ、実際的なプログラムを作成する。 (3)海外の研究者と連携するなかで、国際的共通プログラムを追究する。 (4)その研究・教育実現に必要な設備の整備を行う。
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