研究課題/領域番号 |
19202011
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研究機関 | 国際日本文化研究センター |
研究代表者 |
鈴木 貞美 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60179207)
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研究分担者 |
小松 和彦 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (90111781)
劉 建輝 国際日本文化研究センター, 研究部, 准教授 (00321620)
伊東 貴之 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20251499)
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キーワード | 概念 / 概念編成史 / 近代的再編 / 学術システム / 価値感 / 国際研究者交流(多国籍) / 国際情報交換(多国籍) |
研究概要 |
1.日本近現代の知的システムの特殊性を解明するための、基礎資料、諸分野の学術史研究、そして学術の基礎概念に関する先行研究の調査を継続し、かつ、国際日本文化研究センター(以下、日文研)のホームページに公開するDB「日本語概念・語彙研究文献データベース」の抜本的な、大幅な改善・修正を行った。改善された点は、(1)国内外の研究者が各々で入力していく情報の使用記号や方法を統一。DB検索機能の改善をはかった。(2)データを調査を語彙のみならず、概念に関する文献資料に拡大して、資料面を増強。(3)語彙史や概念史に関する文献・論文に関する書誌情報のみならず、文献内容を日文研来所者に限って公開するシステムを作成した。(公開は別予算で2011年度予定) 2.研究代表者および研究分担者は、外国人研究員や海外の研究者と連携した共同研究を、ひきつづき展開し、韓国漢陽大学・日文研共催(於、日文研2010年7月15~18日)国際シンポジウム「東アジアにおけるトランスナショナル人文学の可能性」、南京大学・日文研共催(於、南京大学2010年9月24~26日)国際シンポジウム「南京から日中学術交流の新しい波を」(南京シンポ報告「新しい学術の風-日中交流史シンポ報告」10/15東京/中日新聞夕刊に記事)、韓国東北亜財団・日文研共催(於、日文研2010年12月18~20日)国際シンポジウム「日韓の相互認識:移動と視線1910~2010」を開催した。 3.研究代表者は、中国、ドイツ、ポーランドなど世界各地において講演し、東アジア近現代の概念編成史の成果報告を行い、国際的波及につとめた。本研究の意義と共同研究の重要性を訴え、各地で確実な反応を得た。 4.本科学研究費における成果報告書『近代東アジアにおける鍵概念-民族・国家・民族主義』を刊行した。
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