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2010 年度 実績報告書

日本・中国・台湾の研究者による中国民衆運動の史実集積と動態分析

研究課題

研究課題/領域番号 19202021
研究機関高知大学

研究代表者

吉尾 寛  高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 教授 (40158390)

研究分担者 葭森 健介  徳島大学, 総合科学部, 教授 (50191648)
都築 晶子  龍谷大学, 文学部, 教授 (00115601)
稲田 清一  甲南大学, 文学部, 教授 (60221777)
三木 聰  北海道大学, 文学研究科, 教授 (90165986)
佐藤 公彦  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10178717)
キーワード東洋史 / 中国 / 台湾 / 民衆 / 地方史実 / フィールドワーク
研究概要

1 テキストデータの入力(平成22年4月-23年3月)
(1)秦末~唐末五代:龍谷大学で一括的して実施(都築晶子統括)。(2)宋代以降:国内外の分担者・研究協力者から送られてきたデータを高知大学(吉尾)で実施。(3)これらを民衆運動ごとに整理して「中国民衆運動史実」(試作版)に随時集積した。平成23年3月現在、
2 テキスト・画像データ追補のための現地調査(22年9月)
○明末清初の黄通の乱に関する福建省寧化県の調査(顧問=森正夫団長)
3 主要事業:国際シンポジウム「中国民衆運動の史実集積と動態分析」の開催(22年11月27-28日於龍谷大学)
(1)(概況)本研究に関わる日本・中国・台湾20余名の研究者が報告し、参加者は延べ50名
(2)とりあげられた民衆運動および主体:陳勝・呉広、方臘、六朝水上交通者、同仏教徒、劉六・劉七、徐鴻儒(白蓮教徒)、黄通、堡寨、土豪、槍米、少数民族、義和団、近現代台湾の民衆運動、「江南」の土地改革を推進した中国共産党、現在の土地収用問題と維権農民
(3)従前集積してきたテキスト・画像データにもとづいて、「反乱が頻発する地区(河北・山東・河南・安徽・江蘇の四省交界地区/「江南」地区/福建・江西省交界地区/広東・広西省交界地区)」「研究対象:『海冦』」「研究手法:実地調査と档案史料」「反乱からみえる中国史の特質」の各論を立て、かつ全体に「反乱が発生する基層社会のあり方とそれが中国史の展開に果たした役割」に留意して、「(総括)これからの中国民衆反乱史研究を切り開く課題と視点」報告・討論を行った。
4 研究成果を論文集として発刊する計画の決定
(1)論文集は、「3」の内容(討論内容等)を含めるとともに、実地調査を通して集積した画像データのDVDのを収録する。(2)23年1月時点で、汲古書院より23年秋刊行が決定。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 陳勝論ノート-陳勝呉広の乱をめぐる集団・地域・史料-2011

    • 著者名/発表者名
      柴田昇
    • 雑誌名

      名古屋大学東洋史研究報告

      巻: 35 ページ: 97-114

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 明末の都市広州と槍米暴動2011

    • 著者名/発表者名
      井上徹
    • 雑誌名

      大阪市立大学東洋史論叢

      巻: 17 ページ: 1-18

  • [雑誌論文] 民衆反乱の視点-明清時代を中心に-2010

    • 著者名/発表者名
      吉尾寛
    • 雑誌名

      研究論集(河合文化教育研究所)

      巻: 8 ページ: 157-164

    • 査読あり
  • [学会発表] 反乱からみえる中国史の特質-唐代以前2010

    • 著者名/発表者名
      葭森健介
    • 学会等名
      中国史・国際シンポジウム「日本・中国・台湾の研究者による中国民衆運動の史実集積と動態分析」
    • 発表場所
      龍谷大学大宮キャンパス清和館3Fホール(京都府)
    • 年月日
      20101127-20101128
  • [図書] 清末のキリスト教と国際関係--太平天国から義和団・露清戦争、国民革命へ2010

    • 著者名/発表者名
      佐藤公彦
    • 総ページ数
      550
    • 出版者
      汲古書院

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公開日: 2012-07-19  

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