研究概要 |
1.3D画像計測ステーションを遺跡調査において活用するための資料収集システムと,実際に収集されたデータをもとに3Dモデルを作成する方法について実験的作業と検討を行った。今年度はパコパンパ遺跡で一部の建築物について3Dモデルを作成した。 2.クントゥル・ワシ遺跡の研究で得られた建築の3Dモデルをもとに,神殿建設に要した当時の労働量とその変化を明らかにする手段のひとつどしてコンピューターソフトを用いた各建築物の詳細な体積計算をおこなった。結果として,今後の分析のために必要な基本的データが得られた。 3.ペルー北・中部山地における形成期遺跡の調査現状について,実地踏査等を行い実態の把握と情報収集を行った。
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