研究概要 |
1.地理情報システム(GIS)を考古学的分析に応用する方法論について検討し,遺跡の立地や周囲の環境に関するデータを統合する試行的な作業をおこない、次年度のあらたな課題につながる成果を得た。 2.ペルーに研究協力者を派遣し、ペルー北部地域の形成期遺跡について集中的なデータ収集と資料分析をおこなった。 3.ペルーのカトリカ大学において開催された国際シンポジウム「アンデス形成期一近年の成果ど焦点:日本調査団の50年とその貢献」(9月5-7日)、およびサンマルコス大学において開催された国際研究シンポジウム(9月2日)を共催し、研究発表と意見交換をおこなった。 4.アメリカ合衆国とペルーの研究者を招聘して国際研究ワークショップ「センターと社会プロセスーアンデス文明古期と形成期研究における概念とコンテクスト」を開催し(11月28-30日)、形成期研究における成果の現状と今後の課題について集中的な討議をおこなった。 5.これまでの研究成果を総括するとともに広く一般に紹介するための公開シンポジウムを開催し(12月13日)、約800名の聴衆を集めて研究発表とパネルディヌカッションをおこなった。
|