(1)本研究は、司法改革によって大きく様変わりする刑事司法の諸課題について、心理学の成果を取り入れた科学的、実証的手法を用いて解明を試みるとともに、刑事手続の運用と刑事司法の制度設計のあり方につき提言を行おうとするものである。 (2)そのために、研究代表者および分担者を(a)手続的公正の心理学班、(b)裁判員制度分析班、(c)証言心理学班に分け、各々の課題を、司法の場におけるコミュニケーション実験、刑事司法に対する意識調査、児童に対する場面実験と面接法などの調査・実験などによって追求し、再度全体を統合して刑事司法制度・運用について具体的な提言を行う。
|