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2008 年度 実績報告書

韓国の保護と併合に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19203008
研究機関首都大学東京

研究代表者

森山 茂徳  首都大学東京, 社会科学研究科, 教授 (50107497)

研究分担者 長田 彰文  上智大学, 文学部, 教授 (60244216)
浅野 豊美  中京大学, 教養部, 教授 (60308244)
原田 環  県立広島大学, 人間文化部, 教授 (40228648)
堀 和生  京都大学, 経済学研究科, 教授 (60219201)
永島 広紀  佐賀大学, 文化教育学部, 准教授 (50315181)
キーワード政治学 / 政治史 / 地域的結合
研究概要

本年度は、日露戦後の大韓帝国の国際的地位が日本の「保護」から「併合」にいたる過程に関する、包括的史料収集に基づく体系的・総合的研究の2年度であった。国際政治、地域的結合、韓国社会の変化の3視点からの研究が、前年度に引き続き行われ深化した。第1に史料の包括的収集と研究枠組の統合がなされた。史料は各自が役割分担に基づき精力的に未刊行史料が収集され、刊行資料・文献も集められ、収集先が選別された。原田・浅野・永島は韓国で国立中央図書館、ソウル大、高麗大、国民大などで未刊行史料を調査・収集し、長田は米国議会図書館、英国公文書館で未刊行史料を調査・収集し、浅野は台湾中央研究院でも史料を調査し、堀・姜は東京で、森山は関西・九州で史料を調査・収集した。これらの諸史料は全員の精査を経た後、来年度から関係各方面に配布され、一部はホーム・ページで公開する予定である。第2に全体の研究枠組統合・研究計画精緻化のため、2008年7月(東京)、11月(名古屋)、2009年3月(京都)で研究会を開いた。この結果、各自の役割分担(報告内容と執筆計画)が具体的に決定され、来年度の韓国側研究協力者との合同研究会さらに最終年度のシンポジウム開催・論文集刊行の展望が開けた。第3に研究深化に伴い各自が成果を発表し各方面の関心喚起にも努め、例えば東アジア近代史学会とのシンポジウム共済など具体的な成果公表計画も進展した。以上のように、本年度は前年度の試行錯誤的研究計画から脱して具体的・効果的な計画を遂行することができ、ホーム・ページの開設への準備も整い、韓国側研究協力者が具体的に確定するなど、今後の研究の進展を予測しうるに至った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 開港期朝鮮の貿易統計2009

    • 著者名/発表者名
      堀 和生
    • 雑誌名

      東アジア経済研究 (京都大学) 第3号

      ページ: 1-28

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本の韓国植民地化と韓国都市の変化-「保護政治」期を対象に-2009

    • 著者名/発表者名
      森 山 茂 徳
    • 雑誌名

      法学会雑誌 (首都大学東京) 第51巻1号(掲載確定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 近代日本における「アジア主義」の形成と《朝鮮問題》2008

    • 著者名/発表者名
      永 島 広 紀
    • 雑誌名

      九州史学 創刊50周年記念論集・下巻

      ページ: 253-271

    • 査読あり
  • [学会発表] 第二次日韓協約と皇帝高宗2008

    • 著者名/発表者名
      原 田 環
    • 学会等名
      朝鮮史研究会第45回大会
    • 発表場所
      仏教大学
    • 年月日
      2008-10-26
  • [図書] 東アジア資本主義論 第2巻2008

    • 著者名/発表者名
      堀 和 生 (編著)
    • 総ページ数
      286
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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