研究課題
基盤研究(A)
(1)バイオマスプラント技術およびその投資効果の評価特定の流域(中国嘉興市等)を対象とし、バイオマスプラントの普及により温室効果ガス・水質汚濁物質・大気汚染物質といった環境負荷物質の環境中への排出がどう変わるか、誘発される需要により流域の産業構造や生産額がどう変わるか、また限られた予算制約や設定された環境基準のもとで経済活動を最大化するための投資の予算配分やタイミングを導出することにより環境と経済の両立が最大限に考慮された施策をモデルシミュレーションにより求め、動学的に総合評価する。(2)事例研究による事業モデルの提案実際にバイオマスプラントを導入していく場合の投資主体や事業形態などについて、日本・中国・その他の国の事例を研究し、実現性の高い進め方を提案する。また、CDMなどの事業を通じ、温室効果ガス排出枠の獲得による日本へのメリットが出る方策についても検討する。(3)中国での低コストバイオマスプラントの開発およびフィールド試験に関するデータ収集中国の共同研究者との連携により、設置コストが日本の1/10程度(処理量1t/日当たり100万円程度)のバイオマスプラントの開発を行う。またパイロットプラントの設置およびフィールド試験により、性能向上のための運転条件の設定やその細かなコントロールといったノウハウの蓄積を行う。プラントの開発・フィールド試験の研究費は中国側の負担であるが、そこで得られるコスト構造や温室効果ガス・水質汚濁物質の回収量・排出量、さらには大気汚染物質の排出量などといったデータを収集し、シミュレーション評価の入力項目として活用する。
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