イノベーション・クラスターの創生政策とグローバル・リンケージ

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19203021
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 経営学
• 研究機関: 法政大学
• 研究代表者: 洞口 治夫 法政大学, 経営学部, 教授 (20209258)
• 研究分担者: 松島 茂 東京理科大学, 専門職大学院・総合科学技術経営研究, 教授 (00339508) ; 福田 淳児 法政大学, 経営学部, 教授 (50248275) ; 近能 善範 法政大学, 経営学部, 教授 (10345275) ; 行本 勢基 高松大学, 経営学部, 講師 (10434367) ; 松本 敦則 法政大学, 専門職大学院・イノベーション・マネジメント研究科, 准教授 (20433211)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 企業経営

研究概要

本研究プロジェクトは、日本におけるイノベーション促進政策とクラスター形成政策の実態に焦点をあてた。実証研究の結果、知識マネジメントの方法がイノベーションの起点となっていることが明らかになった。また、政策担当者、産学官連携の実務家とのシンポジウムにおける対話を通じて、日本におけるイノベーション促進政策のあり方をまとめた。

研究成果

• [雑誌論文] 中国民営企業のイノベーションと経営戦略の転換-宝成集団のケース・スタディ- (2010)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫・劉軒
  • 雑誌名: 経営志林 第46巻第4号 ページ: 47-56
• [雑誌論文] 日本企業における管理会計担当者の役割と組織業績への貢献の知覚 (2009)
  • 著者名/発表者名: 福田淳児
  • 雑誌名: 会計プログレス 第10号 ページ: 68-83
  • 査読あり
• [雑誌論文] イタリアの産地における中国系企業の台頭-プラートの繊維産地を事例として- (2009)
  • 著者名/発表者名: 松本敦則
  • 雑誌名: 地域イノベーション(法政大学地域研究センター) 第1号 ページ: 1-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] 経営における知識と能力-暗黙知の危険性と集合知に関する序論的考察- (2009)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫
  • 雑誌名: 経営志林 第45巻第4号 ページ: 67-78
• [雑誌論文] Economics of Reciprocal Networks: Collaboration in Knowledge and Emergence of Industrial Clusters (2008)
  • 著者名/発表者名: Haruo Horaguchi
  • 雑誌名: Computational Economics vol.31,issue4 ページ: 307-339
  • 査読あり
• [雑誌論文] 天野倫文著『東アジアの国際分業と日本企業-新たな企業成長への展望-』を読む-「鍵概念」としての比較優位と競争優位- (2008)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫
  • 雑誌名: アジア経済 第49巻第7号 ページ: 47-61
  • 査読あり
• [雑誌論文] 集合知と集合戦略-イノベーション発生理論の探求- (2008)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫
  • 雑誌名: 日本経営学会誌 第21号 ページ: 15-26
  • 査読あり
• [雑誌論文] Economic Analysis of Free Trade Agreements: Spaghetti Bowl Effect and a Paradox of Hub and Spoke Network (2007)
  • 著者名/発表者名: Haruo Horaguchi
  • 雑誌名: Journal of Economic Integration vol.22,no.3 ページ: 664-683
  • 査読あり
• [学会発表] 『集合知の経営』をめぐって (2009)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫
  • 学会等名: 2009年度・現代経営学研究会
  • 発表場所: 於・文部科学省共済組合「静雲荘」
  • 年月日: 20091226-20091227
• [学会発表] 企業の製品・市場戦略の変更と管理会計担当者の役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 福田淳児
  • 学会等名: 日本原価計算研究学会
  • 発表場所: 一橋大学
  • 年月日: 2009-09-07
• [学会発表] フィールドワークとオーラル・ヒストリー (2009)
  • 著者名/発表者名: 松島茂
  • 学会等名: 明治大学ビジネスイノベーション研究所
  • 発表場所: 於・冨山房ビル
  • 年月日: 2009-07-24
• [学会発表] イタリア産業集積の変遷と現状-第3のイタリア論を中心にして- (2009)
  • 著者名/発表者名: 松本敦則
  • 学会等名: 日本ベンチャー学会イノベーション部会
  • 発表場所: 於・早稲田大学
  • 年月日: 2009-05-11
• [学会発表] 「知識管理論の現段階-クラスターとイノベーションの普及-」日本ベンチャー学会イノベーション研究部会主催 (2009)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫
  • 学会等名: 平成21年イノベーション研究部会1月例会
  • 発表場所: 於・早稲田大学大学院ビジネススクール・西早稲田ビル19号館414号室
  • 年月日: 2009-01-21
• [学会発表] Collective Knowledge and Collective Strategy: Quest for a Genetic Theory of Innovation, " in Section 6: Economics, Economic and Social History, "Beyond Structural Changes: Shaping the Future of Japanese Economy and Business (2008)
  • 著者名/発表者名: Haruo Horaguchi, Sectional Keynote Speech
  • 学会等名: 12th International Conference of the European Association of Japanese Studies, Salento University, Italy
  • 発表場所: in Hotel Tiziano, Lecce, Italy
  • 年月日: 2008-09-20
• [学会発表] 経営学における方法を問う-フィールド・リサーチを中心に- (2007)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫
  • 学会等名: 2007年度・現代経営学研究会
  • 発表場所: 於・文部科学省共済組合「静雲荘」
  • 年月日: 20071226-20071227
• [学会発表] 多国籍企業の研究開発拠点における産学連携の利用と評価-イノベーション・クラスターへの評価基準に関する試論- (2007)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫
  • 学会等名: 多国籍企業研究会東部例会
  • 発表場所: 於・上智大学
  • 年月日: 2007-04-07
• [図書] イノベーション・クラスターの創生政策に向けた提言-日本の経験と産学官連携の持続可能性- ワーキング・ペーパー No.93 (2010)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫・松島茂・松本敦則(編)
  • 総ページ数: 1-39
  • 出版者: 法政大学イノベーション・マネジメント研究センター
• [図書] 大橋正昭オーラル・ヒストリー(東京理科大学専門職大学院MOT 研究叢書) (2009)
  • 著者名/発表者名: 松島茂編
  • 総ページ数: 196
  • 出版者: 東京理科大学専門職大学院
• [図書] 集合知の経営-日本企業の知識管理戦略- (2009)
  • 著者名/発表者名: 洞口治夫
  • 総ページ数: 275
  • 出版者: 文眞堂
• [備考] 法政大学イノベーション・マネジメント研究センターのwebページには、本研究に関わるシンポジウムの告知、ワーキング・ペーパーが掲載されている。
  • URL: http://www.hosei.ac.jp/fujimi/riim/index_research.html