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2008 年度 実績報告書

産官学連携による日英自治体のNPM実態調査と改革を推進するケース・メソッドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19203022
研究機関関西学院大学

研究代表者

石原 俊彦  関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (20223018)

研究分担者 稲沢 克祐  関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (70340411)
西尾 宇一郎  関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (20411796)
キーワードニュー・パブリック・マネジメント / 行政経営 / 財務管理 / 発生主義会計 / 内部統制 / 監査 / CIPFA / 地方公営企業会計
研究概要

本年度は、当研究を推進する母体として、関西学院大学地方自治体NPM研究センターに、研究代表者と研究分担者をはじめ日英の産官学関係者約30名の研究体制を整備した昨年度に引き続き、主としてイギリスの学会関係者、自治体関係者とのネットワークを強化した。また、2006年度と2007年度に引き続き、わが国の自治体職員約10名を同行してイギリスの地方自治体調査を行い、日英の官学交流を実現した。
2008年度には、その調査研究成果を『CIPFA-英国勅許公共財務会計協会-』として単行本として出版を行った。本書にはイギリス自治体の発生主義会計と財務管理の内容がコンパクトに集約されている。研究代表者は、上記のNPM研究センターの客員研究員となった北上市役所菊池明敏と、地方自治体の地方公営企業会計について、集中的な共同研究を行った。
その成果は、2009年度に出版予定の「地方分権時代における地方公共団体の公営企業会計とそのマネジメント」という表題の研究論文に集約することを予定している。本論文はまだ、日本国内の自治体を研究対象にしており、この内容にイギリスの状況を加味することで、より大きな成 が生まれるものと期待される。研究代表者、分担者、協力者は、日本の地方自治体を主たる対象とする実態調査(主に、発生主義会計、財務管理、そして、ファイナンスに関するヒアリング調査)を相当の回数行った。
まだ、こうしたヒアリングの成果を集約する段階には至っていないが、主要な調査対象自治体に関するデータベースの整備等も順調に進んでいる。さらに、最近、内部統制の概念に注目が集まっている自治体経営であるが、内部統制に関する言及を非常に多く列挙している包括外部監査人の監査報告書をデータベースとして収集する作業も順調に進んだ。その調査研究の成果の一部は、2009年秋頃に出版の研究叢書『地方自治体内部統制論』(研究代表者著)において公刊される予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 英国地方自治体の財務会計基準設定に関する-考察2009

    • 著者名/発表者名
      遠藤尚秀
    • 雑誌名

      ビジネス&アカウンティング・レビュー関西学院大学経営戦略研究科 第4号

      ページ: 107-122

  • [図書] CIPFA-英国勅許公共財務会計協会-2009

    • 著者名/発表者名
      石原俊彦
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      関西学院大学出版会
  • [備考]

    • URL

      http://ishihara.t.mepage.jp/kgas/npm_centre/kgnpm.html

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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