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2010 年度 実績報告書

産官学連携による日英自治体のNPM実態調査と改革を推進するケース・メソッドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19203022
研究機関関西学院大学

研究代表者

石原 俊彦  関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (20223018)

研究分担者 稲沢 克祐  関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (70340411)
西尾 宇一郎  関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (20411796)
キーワードNPM / 行政経営 / 財務管理 / 発生主義会計 / 内部統制 / 監査 / CIPFA / ガバナンス
研究概要

本年度は、日英の地方自治体における行政経営に関する調査研究を行い、主として英国の先進事例を参考にして、日本の自治体行政経営の改革改善に寄与貢献するケース・メソッドの開発を主たる目的とした。本年度は4年間の研究の最終年度に該当し、主として研究成果のアウトプットの完成を中心に、これまでの調査研究内容の再検討・整理・整頓を行った。
平成22年度に集約された研究成果は、地方自治体のファイナンス、組織編成、地方公営企業の経営、パブリック・ガバナンスに関わるものである。前三者は、日本国内のファイナンス、組織、公営企業に関する詳細な現状分析と比較研究を行い、その成果に、英国の地方自治体における関連領域のベスト・プラクティスのエキスを注入して一冊の体系的な書物として完成したものである。ファイナンスの領域ではPFIなど、これまで多くの自治体で周知の資金調達方法だけではなくアセット・ファイナンスやコーポレート・ファイナンスなどの斬新な資金調達方法を財務管理(Financial Management)の視点で整理した。組織に関する研究では、日本国内の都道府県、政令市、中核市、特例市などの組織編成の現状を詳細に分析を行い、その成果をNPM(New Public Management)の視点で再整理を行って一冊の書物として体系化を実現した。地方公営企業については主として上下水道事業を取り上げて、その経営の課題を下水の企業会計化、上下水道の統合、広域化の視点などで集約した。この集約した方針は、英国の水道事業の現状を垣間見することから導かれた発想である。最後にパブリック・ガバナンスについては、英国特有の発想を日本の自治体にも導入できるようにと、ひとまず翻訳し出版にいたったものである。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 図書 (4件) 備考 (1件)

  • [図書] 地方自治体組織論2011

    • 著者名/発表者名
      石原俊彦
    • 総ページ数
      213
    • 出版者
      関西学院大学出版会
  • [図書] 地方公営企業経営論2011

    • 著者名/発表者名
      石原俊彦
    • 総ページ数
      209
    • 出版者
      関西学院大学出版会
  • [図書] 地方自治体のパブリック・ガバナンス-英国地方政府の内部統制と監査-2010

    • 著者名/発表者名
      石原俊彦
    • 総ページ数
      180
    • 出版者
      中央経済社
  • [図書] 地方自治体ファイナンス2010

    • 著者名/発表者名
      石原俊彦
    • 総ページ数
      170
    • 出版者
      関西学院大学出版会
  • [備考]

    • URL

      http://www.kgpm.jp/kaken/2011a/index/html

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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