研究課題/領域番号 |
19203028
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
中嶋 和夫 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (30265102)
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研究分担者 |
黒木 保博 同志社大学, 社会学部, 教授 (20121593)
尹 靖水 梅花女子大学, 現代人間学部, 教授 (20388599)
近藤 理恵 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (60310885)
呉 栽喜 大東文化大学, 文学部, 講師 (40326989)
佐々井 司 国立社会保障人口問題研究所, 人口動向研究部, 室長 (30415830)
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キーワード | 家族福祉 / 国際福祉 / 就労支援 / 子育て支援 |
研究概要 |
本研究の目的は、量的調査と質的調査をもとに、超少子高齢・人口減少社会に対応する新しい家族福祉モデルを構築することにある。この目的を達成するために、第1に、アメリカ、ドイツ、イギリス、韓国、中国、及び日本で、各国の若い世代の家族状況や家族意識に関する量的調査を行う。第2に、多様化する家族形態の典型例として、(1)ひとり親家族と(2)高齢者家族を取り上げ、アメリカ、ドイツ、イギリス、フィンランド、フランス、及び日本において、これらの家族に対する就労支援や子育て支援に関して質的調査を行う。本年度は、以下の研究を行った。 1、「ウェルビーイング」に関する量的調査票と「ライフコースの選択」に関する量的調査票の作成、及び調査票の翻訳を行った。その後、アメリカ、ドイツ、イギリス、韓国、及び中国の研究者とともに調査票の内容について吟味し、来年度の調査実施に回けて調査票の修正を行った。 2、ドイツ(デユッセルドルフ)、フィンランド(ヘルシンキ及びタンペレ)及びイギリス(ノーリッジ及びロンドン)の研究者から、各国の家族政策、及びひとり親家族政策に関する情報を収集した。また、これらの国の関係機関のソーシャルワーカーと当事者を対象に、ひとり親家族の母親の就労支援と子育て支援の現状と課題に関する質的調査を行った。 3、アメリカ(ニューヨーク)、フィンランド(ヘルシンキ及びタンペレ)、台湾(台北)及び韓国(ソウル、全州)の研究者から、各国の家族政策及び高齢者就労支援政策の動向に関する情報を収集した。また、これらの国の関係機関のソーシャルワーカーを対象に、高齢者の就労支援の現状と課題に関する質的調査を行った。 4、2007年5月に共同研究の打合せを行った。また、2008年2月には、研究メンバーが各国の調査結果を発表し、各国の比較検討を行った。
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