• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

わかる数学の授業を構築するための基礎研究~小中高接続の重点化を通して~

研究課題

研究課題/領域番号 19203037
研究機関奈良教育大学

研究代表者

吉田 明史  奈良教育大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30444615)

研究分担者 重松 敬一  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)
今岡 光範  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20031817)
國宗 進  静岡大学, 教育学部, 教授 (50214979)
熊倉 啓之  静岡大学, 教育学部, 教授 (00377706)
長崎 栄三  静岡大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50141982)
キーワードわかる / 授業 / 数学 / 授業研究 / 理解 / メタ認知 / 授業・学習評価 / アンケート
研究概要

○研究の具体的内容
本年度は研究の最終年度に当たり、これまでの2年間の研究内容の整理や研究成果の啓発方法等について検討した。研究メンバー42名の取組を研究成果報告書としてまとめるために、各WG(ワーキンググループ)で取り組んだ内容を柱としつつ、読み手を想定してその目次の項目内容や項目数について全体会での協議を重ねた。
研究成果報告書は約840ページに及ぶが、大学等の研究者用(分冊1)、アンケート協力校、中学校及び高等学校用(分冊2)、中学校及び高等学校の数学教員等用(分冊3)の3つに分けた。実際の配布に当たっては、分冊2を基盤とし、必要な場合は分冊1や分冊3を添える形をとるように考えた。そのため、分冊2には、分冊1~3の内容を登載したCDを添付し、この冊子だけでも研究の全容がつかめるようにした。一方、研究成果の啓発という点から報告書の全容はWEBにも掲載した。
○取組の意義と重要性
本研究では、「代数」「解析」「幾何」「確率統計」の分野ごとのWGのほか、「先行研究」「意識調査分析」「教材開発」「評価」「わかる」等のWGを設け、「わかる数学の授業」について、研究授業を中心に据えながら縦横に取り組むことができた。また、研究メンバーは、行政関係者、中学校教員、高等学校教員、大学教員、大学院生からなっており、それぞれの立場からアプローチできたので、研究成果が読み手にとって意義あるものになったと考えている。さらに、研究成果の全てをWEB等で公開したことで、今後「わかる授業」についての研究が広がるものと期待している。

研究成果

(8件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 学会発表 備考

  • [雑誌論文] 算数作文による児童の学習評価と指導改善の実践的研究2009

    • 著者名/発表者名
      重松敬一、吉田明史、勝美芳雄、河口敬之
    • 雑誌名

      奈良教育大学紀要 58/1,

      ページ: 107-120

    • 査読あり
  • [雑誌論文] "Why do we have to prove this?" Fostering Students' Understanding of 'Proof' in Geometry in Lower Secondary School.2009

    • 著者名/発表者名
      Kunimune S., Fujita T., Jones K.
    • 雑誌名

      Proceedings of ICMI Study 19 on "Proof and Proving in Mathematics Education" Taipei, Taiwan. Vol.1,

      ページ: 256-261

    • 査読あり
  • [雑誌論文] これからの数学教育-「数学的活動」の充実2009

    • 著者名/発表者名
      吉田明史
    • 雑誌名

      中等教育資料 58-11

      ページ: 14-19

  • [雑誌論文] 教科書と授業からみるフィンランドの数学教育2009

    • 著者名/発表者名
      熊倉啓之・吉田明史・長尾篤志・國宗進・川合公孝
    • 雑誌名

      日本数学教育学会誌 91-7

      ページ: 40-51

  • [学会発表] わかる数学の授業の構築-教員の意識調査分析(2)-2010

    • 著者名/発表者名
      吉田明史
    • 学会等名
      全国数学教育学会
    • 発表場所
      大分県
    • 年月日
      2010-01-23
  • [学会発表] わかる数学の授業の構築-教員の意識調査から-2009

    • 著者名/発表者名
      吉田明史
    • 学会等名
      日本数学教育学会
    • 発表場所
      静岡県
    • 年月日
      2009-11-08
  • [学会発表] 空間図形についての理解に関する研究-球の学習に現れる類推の考え-2009

    • 著者名/発表者名
      原欣嗣・國宗進・八田弘恵・熊倉啓之・近藤裕
    • 学会等名
      日本数学教育学会
    • 発表場所
      静岡県
    • 年月日
      2009-11-08
  • [備考]

    • URL

      http://mailsrv.nara-edu.ac.jp/~y-akeshi/

URL: 

公開日: 2011-06-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi