研究課題
基盤研究(A)
地震発生における水の真の役割を解明するために,長野県西部地域において3次元地震波速度・比抵抗構造と地震発生との関係を詳細に調べた.地震は,大規模な低速度・低比抵抗領域に囲まれた高速度領域の中の小規模な低速度異常域に沿って分布していることが分かった.低速度・低比抵抗領域では低い水圧の下で非弾性変形が進んで周囲に応力集中を及ぼし,小規模な低速度異常域では高い水圧の下で断層が高速すべりを起こして地震が発生していると考えられる.
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J. Geophys. Res.
地震II 第61巻特集号
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Earthquakes, Tsunamis, and Volcanoes in Encyclopedia of Complexity and Systems Science(edited by R.A. Meyers)
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京都大学防災研究所年報 第52号B
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