酸化還元電位の異なる電気化学反応を有する2種類のナノシートあるいはナノシートにインターカレートした電気化学活性種を用いると、約数10nmの厚さの電池を原理的に構築することができる。さらに1セルを直列につなぐことができれば、非常に高い起電力を持つ電池となることができる。本研究では、これをある程度達成できることを目的としてその基礎的研究を行うものである。その研究計画として以下のようなマイルストーンをおいて研究を進める。 (1)酸化還元電位の異なるナノシートあるいは電気化学活性種がインターカレートした層状体を合成する。 (2)それらの電気化学特性を評価する。 (3)それらを組み合わせてナノ電池を構築する。
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