研究課題/領域番号 |
19206013
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
WRIGHT O・B 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90281790)
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研究分担者 |
松田 理 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30239024)
友田 基信 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教 (30344485)
田中 之博 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教 (00281791)
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キーワード | 超音波物性 / 超高速分光 / 表面波 / 非破壊検査 / 表面・界面物性 |
研究概要 |
1) 弾性波デバイス中の音響波を、電気パルスで励起し光パルスで実時間領域測定する新しい方法を開発し、弾性波デバイス中の弾性表面波や弾性バルク波の共鳴振動を100MHzから2.2GHzまでの周波数でイメージングした。この研究はNature Photonics誌に紹介され、Appl. Phys. Lett. 誌の表紙にも選ばれた。 2) 1次元フォノニック結晶のバンド構造をより高周波数分解能で決定するために、レーザーグレーティング法やパルスピッキングを含む新しい実験方法を実施した。長寿命なフォノンモードを観測し、1次元のフォノニック結晶中での縦波や表面波のコヒーレントな制御を達成した。結果はJ. Appl. Phys. 誌に投稿中である。 3) シリコン基板上の2次元フォノニック結晶試料のイメージング実験を拡張した。結果はPhys. Rev. B誌に投稿中である。また、2次元フォノニック結晶上の直線導波路や四角形キャビティ中での表面フォノンの伝播をイメージングした。 4) シリコン基板上のミクロな三角形の穴を並べた試料を作製し、表面フォノンの整流効果を可視化した。整流効率を測定し、FDTD法による計算結果と比較した。 5) シリコン基板上の三角形格子や正方格子状に並べた穴による2次元フォノニック結晶についてのFDTD法を使った理論計算を実施した。 6) nJエネルギーのフェムト秒光パルスを用いて、プログラムした任意の空間パターンのレーザー光を試料上に照射できるホログラム投影法を開発した。
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