研究概要 |
本研究は、地盤工学における信頼性設計の問題点を克服する研究を実施し、また同時にこの分野の最新の知見を集約し、これを体系的に分かり易く一般地盤工学技術者・大学院生・研究者等に発信することを目的としている。このために、次の3つの課題を立て、研究を遂行する。 課題(A):「研究の方法」に詳述する研究課題について、研究を遂行し成果を公表する。 課題(B):国際ワークショップを開催する。 課題(C):地盤工学の性能設計・信頼設計法について体系的に解説した書籍を出版する。 課題(A)については、地盤パラメータを推定する手法の提案、必要サンプル数の決定に関する提案、サンプル位置と数を考慮した信頼性解析法の提案などを行い、順次学術誌、国際会議などの場で発表している。特に、「局所」と「一般」という概念で、これらずべてを統一的に説明しようとしてるところに本研究の特徴がある。さらに,時空間の相関性を同時に取り入れた予測法を提案し,順次発表している.。 課題(B)については、2009年6月10-11日に国際地盤工学会の行事として,IS-Gifuをを開催する.論文集の編集,プログラムの作成を行っている.国外30名,国内70名の参加を予定. 課題(C)については,IS-Gifuにもからめ,コードキャリブレーションの現状をまとめたレポートを作成した.その他の部分も原稿を蓄積している.
|