研究概要 |
(1)ニーズに対するアイデア Sea State 7(有義波高6~9m)の海洋において耐航性つまり波浪中船体運動性能および高速航行性能が良好な速力40kts、Payload 5,000t以上の大洋航行大型高速船基本コンセプトの確立、就中それを実現するための「縦揺れに同調周期を持たない大型高速SWATH(Resonance-Free SWATH : RFS)」船型の優位性検証を研究目的とする。RFS船型は縦揺れ復原力を持たない船であるので、航行安定性のため小型水中翼制御方式の開発が特に重要課題となる。 (2)研究方法 単胴船、通常型SWATH双胴船及び三胴船の3船型を比較船型とし、模型水槽実験及び理論計算(2D-Strip法、3D-Rankine panel法)によりそれぞれの耐航性全般を検討する。その上で、計算手法を設計ツールとして信頼性のあるものに高め、諸データを蓄積し、最適船型設計を行なう。
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