研究課題
石田は、研究計画の遂行と総括を担当した。野口・川又は、MgB2の微細加工とLabVIEWによるシステム化とパルスレーザー核反応模擬実験を担当した。加藤は簡易熱伝導シミュレーターの開発とBogoliubov-de Gennes方程式による準粒子ダイナミクス解析を担当した。北條は原子炉での照射実験とマシンタイムのアレンジを行った。町田は時間依存Ginzburg-Landau方程式、Maxwell方程式、及び、熱伝導方程式を連立させて実際のデバイス形状や物質パラメータを入れて、大規模並列計算を行うとともに、超伝導転移端センサー(TES)の過剰ノイズの起源に挑戦した。四谷・佐藤・宇野は電子ビーム描画装置やプラズマエッチングによるMgB2の微細加工により、中性子検出器に適した形状を実現した。王・島影はカルーセル型スパッタリング装置と蒸着装置で高品質・表面の平滑なMgB2薄膜、NbN薄膜を成膜した。中性子のマシンタイムは限られているため、JSTイノベーションプラザ大阪に用意した実験室にて、パルスレーザー(パルス幅20ps)でMgB2の中性子とボロンの核反応を模擬する実験をした。原子炉マシンタイムで、実際に中性子を照射する実験を行い、MgB2素子による検出を成功させた。計画は概ね、計画通り進捗した。また、次年度の研究計画に対する指針を得た。
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件)
Physica C 463-465
ページ: 1115-1118
ページ: 216-219
ページ: 618-619
J.Magn.Magn.Mater.E 310
ページ: 107-109