研究課題
基盤研究(A)
森林、河川、湿地、干潟など、様々な生態系の自然再生が全国各地で議論されるようになってきた。しかし、一方でなぜある地域から自然再生を実施するのか、といった質問に対して、行政側の理由以外、自然科学的もしくは社会科学的に明瞭な答えを導き出してはいない。研究グループは、日本の自然再生事業や環境アセスメント、ミチゲーションが、未だ計画論的にも技術論的にも未成熟にある理由の一つが、この問いに答えることのできる調査・計画論が確立されていないことだと考えている。こうした観点から、(1)100km2~1000km2オーダーの空間サイズを意味する地域スケール(Regional Scale)のデータベースならびに広域景観評価の解析手法を開発する、さらに(2)個々の生態系の現状を評価する考え方や手法を開発する、そして(3)劣化した生態系を復元するための技術(工法)や社会的システム(法制度、合意形成)を確立する、ことを目的として研究を実施する。
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Ecological Research (in press)
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