研究課題/領域番号 |
19208014
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井上 真 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10232555)
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研究分担者 |
露木 聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90217381)
佐藤 雅俊 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (90302588)
奥田 裕規 (独)森林総合研究所, 林業経営・政策研究領域, チーム長 (00353631)
田中 伸彦 (独)森林総合研究所, 林業経営・政策研究領域, 主任研究員 (70353761)
佐藤 宣子 九州大学, 農学研究院, 教授 (80253516)
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キーワード | 協治 / コモンズ / ガバナンス / 森林管理 / インドネシア東カリマンタン州 / 山形県金山町 / 地域振興 |
研究概要 |
本研究ではインドネシア・東カリマンタン州および山形県金山町を重点研究対象地として、地域の特性の把握に基づく森林の協働型ガバナンスの構築の構築条件を採ることを目的としている。 この研究目的のもと、当該年度において、平成19年度の繰越金を利用して、主に以下の成果を得た。 1)インドネシア東カリマンタン州西クタイ県および山形県金山町を中心とした、地方自治体レベルでの森林資源情報の把握とその整理 2)西クタイ県におけるアプラヤシなどの廃棄バイオマスを中心とする未利用資源のリストアップ 3)西クタイ県における土地被覆分類、森林の裸地化予測 4)金山町における森林管理関係者のネットワーク分析 5)金山町における街並み景観作りの背景とその成果の把握を元にした協治方策の提案 6)インドネシア・ジャワ島、ベトナム、台湾における森林管理の多様なアクターとその特徴の把握 7)北海道、宮崎県、熊本県の複数村における森林管理をめぐる多様なアクターの関係性の把握 8)新潟県、山梨県、高知県の複数村における地域資源を基盤にした地域振興策の提案とその試行 9)欧米諸国でのコモンズ論などを批判的に検討し、外部者との協働を前提とした森林協治の設計原則を策定 10)日本、東南アジア、メラネシアまで多様な地域の対象地を比較、また相互関連を探るための研究構造を構築
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