研究課題/領域番号 |
19208021
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新山 陽子 京都大学, 農学研究科, 教授 (10172610)
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研究分担者 |
春日 文子 国立医薬品食品衛生研究所, 食品衛生管理部, 室長 (40183777)
筒井 俊之 独立行政法人農業食品産業技術総合研究機構, 上席研究員 (70391448)
高鳥毛 敏雄 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (20206775)
楠見 孝 京都大学, 教育学研究科, 教授 (70195444)
細野 ひろみ 京都大学, 農学研究科, 准教授 (00396342)
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キーワード | リスクアナリシス / 食品安全行政 / リスクアセスメント / リスクマネジメント / リスクコミュニケーション / リスク認知 / 職業倫理 / 専門職業 |
研究概要 |
【リスク評価、リスク管理】 ・国際学会シンポジウムを開催し、リスク管理の数値目標(ALOP,FSO,PO,PCなど)の導入・設定に関する議論を組織し、共同座長を務め、討議内容に関するとりまとめを行った。(春日) ・動物由来感染症に関する専門家(獣医師)の情報入手方法に関する調査を行い、家畜衛生、公衆衛生の連携強化の必要性を提示した。(筒井・春日・五十君) ・食品に利用されるナノテクノロジに関するリスクガバナンスの国際動向(立川)、食品トレーサビリティの国際動向(矢坂)についてとりまとめた。 ・食品安全条例の制定の背景と内容、効果について、全国自治体調査を行いとりまとめた。(清原・工藤) ・食品製造業のHACCP採用・定着プロセスを「予防的イノベーション」としてモデル化した。(清原) 【リスク認知、リスクコミュニケーション】 ・食品由来リスクの国際比較調査:日韓越仏独米をとりまとめ、日本の消費者の知覚構造、知覚構造の国際比較、ハザード別知覚構造について、国内外の学会で発表した。(新山・細野・亀頭・河村・工藤・清原) ・食品安全の情報ソース記憶の心理実験を行い、態度と発信者の影響を明らかにした。(楠見・井関) ・消費者の牛肉評価調査を行い、食品理解の脆弱さを明らかにした。(細野・工藤・新山) 【専門職業、職業倫理】 ・食品安全行政に関する専門組織、専門職のあり方について国内外調査をもとにとりまとめた。(高鳥毛) ・食品企業の社会的責任の検討枠組みを提示し、フードシステムの持続について論じた。(新山) ・倫理的食品調達にみるステークホルダー組織の倫理観の結合と分断を明らかにした。(辻村) ・有機農産物に関する生産者-消費者の倫理的関係について、内外調査をもとに分析した。(秋津) ・CSR(企業の社会的責任)に関する国際比較研究の動向をとりまとめた。(工藤)
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