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2007 年度 実績報告書

感染性浮遊粒子に対するバイオハザード対策用防護服の性能評価と用途基準に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19209023
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

篠原 克明  国立感染症研究所, バイオセーフティ管理室, 主任研究官 (60117356)

研究分担者 杉山 和良  国立感染症研究所, バイオセーフティ管理室, 室長 (90150185)
吉田 浩  国立感染症研究所, ウイルスII部, 主任研究官 (30270656)
金岡 千嘉男  石川工業高等専門学校, 校長 (00019770)
嶋崎 典子  国立感染症研究所, バイオセーフティ管理室(前国立感染症研究所・血液・安全性研究部), 研究官(前・協力研究員) (80466193)
キーワード感染症 / バイオハザード対策 / バイオセーフティ / 防護服 / 感染性浮遊粒子
研究概要

本研究は、バイオハザード対策専用防護服の使用に際して、種々のリスクに応じて使用者の安全を確保する為に、個々の防護服に必要とされる性能評価方法と性能基準及び用途基準を策定することを目的とする。特に、高病原性インフルエンザウイルス等の呼吸器感染を起こす病原体に対する防御という観点から、感染性浮遊粒子及び飛沫に対する性能評価を重点項目とした。
本年度は、防護服素材の感染性浮遊粒子並びに感染性飛沫に対する浸透防護性能を評価するため、負荷圧力変化型の浮遊粒子浸透防護性試験装置と飛沫浸透防護性試験装置の開発と試作を行った。この負荷圧力変化型試験装置は、全身型防護服着用時の動作に伴う防護服内圧力の変動を実際に測定し、その変動圧力幅を基に仕様を決定した。
また、今回試作した負荷圧力変化型試験装置に用いる粒子負荷装置の性能を黄色ブドウ球菌とアンダーセンサンプラーを用いて再検証した。
更に、近年注目されている衣服用抗菌素材のバイオハザード対策用防護服素材としての有用性を検証するために、各種素材の抗菌性能評価方法を検討している。本年度は、金属イオンを付加した素材数種について黄色ブドウ球菌に対する抗菌性能を評価した。その結果、普通ブイヨンや人工血液などのキャリアーの成分の違いによって、抗菌効果に差異が認められた。
また、種々の防護服の防護性能並びに快適性に関連して、国内外の規格や文献及び海外を含めた関連学会、施設・設備などの調査を行っている。
なお、研究結果の一部は、第11回欧州バイオセーフティ学会(2008年4月、フィレンツエ)にて発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] バイオハザード対策用防護服2007

    • 著者名/発表者名
      篠原 克明
    • 雑誌名

      セイフティ・ダイジェスト.(Safety&Health Digest) 53

      ページ: 4-9

  • [学会発表] Actual pressure changes in protective clothing.2008

    • 著者名/発表者名
      篠原 克明、長澤 秀俊、佐藤 清、熊谷 慎介、嶋崎 典子
    • 学会等名
      第11回欧州バイオセーフティ学会
    • 発表場所
      フィレンツエ、イタリア
    • 年月日
      20080403-04

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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