研究課題/領域番号 |
19251003
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
重田 眞義 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (80215962)
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研究分担者 |
伊谷 樹一 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (20232382)
山越 言 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (00314253)
西 真如 京都大学, 東南アジア研究所, JSPS研究員 (10444473)
篠原 徹 国立歴史民俗博物館, 研究部, 教授 (80068915)
井関 和代 大阪芸術大学, 造形系工芸学科, 教授 (60073285)
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キーワード | エチオピア / ものつくり / 思惟知 / 在来生業 / アフリカ哲学 / 生物多様性 / 生業知 / 関係知 |
研究概要 |
本研究の目的は、現代アフリカに生きる人びとによって絶え間なく創り出される様々な知(=在来知)の生成の現場に我々が立ち会い、その動態を地域研究の視点からフィールドワークによって解明することにある。さらに、人びとが在来知をより良き生活のために活かそうとする営み(=ポジティブな実践)に注目し、その意味をグローカル(global+local)な文脈に位置づけて理解することにある。 平成19年度は、国内研究会を3回と国際ワークショップをおこなった。国内研究会では、アフリカやアジアの各地域における生業実践について外部から研究者を招いて報告してもらい、在来知の生成とポジティブな実践について議論をかさねた。国際ワークショップでは、各班の若手研究者と海外の研究者が中心になってセッションを組織した。これ以外にも、各班が例会を2〜5回開催した。ウェブサイト「アフリカ在来知研究会」を立ち上げて研究計画・内容を公開・更新した。 【現地調査】生業知ユニット:在来農業班の佐藤靖明がエチオピア南部地域において在来農業実践について予備調査をおこなった。ものつくり班の井関和代、金子守恵がエチオピア東、西、南部の織物・土器・鍛冶職人の生業パターンや在来の技法について広域調査をおこなった。関係知ユニット:コミュニティ・コンサベーション班の伊藤義将が、森林資源の参加型保全に関する予備調査をおこなった。介入と交渉班のトリナ・フファが、経済的な開発介入の実践についての予備調査をエチオピア西南部地域でおこなった。在来組織班のディル・テショメが、在来宗教実践における女性グループの活動について予備調査をおこなった。
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